
鎌倉時代、興教大師覚鑁(かくばん)上人がこの山に参篭された時、毘沙門天さまよりありがたい摩訶不思議な玉『如意宝珠』を授けられ、この寺に蔵められたことから『玉蔵院』と呼ばれるようになりました。
このありがたい如意宝珠がいつの頃からか「融通さん」と呼ばれるようになりましたのが玉蔵院融通堂に祀られる『如意融通尊』です。

奈良県北西部に位置する信貴山。聖徳太子が開かれた由緒あるお寺です。
ご本尊「毘沙門天」さまは、聖徳太子が「寅の年」「寅の日」「寅の刻」に信貴山で感得され、お祀りされたものです。日本最古の「毘沙門天」霊場が信貴山なのです。
信貴山の宝物として日本四大絵巻の一つ、国宝『信貴山縁起絵巻』があります。
この物語の主人公「命蓮上人」は、10世紀前半、信貴山のご住職でいらっしゃいました。
『今昔物語』『宇治拾遺物語』『信貴山縁起絵巻』に見られる様な命蓮上人の霊験により「醍醐天皇(延喜の帝)」の帰依をうけ、朝廷の勅願寺となり、信貴山は栄えました。
その後、「後白河上皇」の庇護を被りました。
また南北朝時代の「楠木正成」公、「護良親王」と信貴山とのご縁が『太平記』に記されています。
戦国時代には「武田信玄」公、「上杉謙信」公、「松永弾正」公等、名だたる武将たちが、信貴山の毘沙門天さまに武運を祈念されました。
江戸時代に入ると七福神のお一人として「福の神」として多くの民衆から信仰を集めました。
下の写真は「玉蔵院浴油堂」毎朝5時過ぎから護摩祈祷がなされます。

信貴山では、御祈祷をお申し込みの方々の願い事成就を毎日祈願しています。
家内安全、商売繁盛、身体健全、厄除開運など、何でも叶えて頂ける霊験新たかなご本尊様です。
ご参拝、ご祈祷され、是非、毘沙門天のご利益ご加護をお授かり下さい。


朝(浴油堂護摩祈祷) | 夏は5:00 / 冬は5:30 |
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朝(本堂大般若祈祷) | 夏は6:15 / 冬は6:45 |
日中(本堂大般若祈祷) | 9:15から16:15まで毎時一時間ごと。 |

玉蔵院ではお茶のご接待にて皆様のご祈祷を承ります。
御祈祷の受付時間 玉蔵院寺務所 8時〜18時
祈祷奉納料
大般若祈祷料 | 3,000円 / 5,000円 / 10,000円 / 20,000円 |
特別大般若祈祷料 | 30,000円以上 |
護摩祈祷料 (毎朝浴油堂にて) |
一週間 10,000円 一ヶ月 30,000円 半年間 50,000円 |
特別浴油祈祷 (5月・11月の一週間) |
一週間 10,000円 |
御祈祷の種類
商業繁盛 | 報恩謝徳 |
家内安全 | 当病平癒 |
身体健全 | 就職成就 |
厄難消除 | 学業成就 |
心願成就 | 入試合格 |
交通安全 | 良縁成就 |
開運長久 | 安産祈願 |

火を使う御祈祷の仕方で御参詣の皆様も間近でご参列いただけます。
「大般若祈祷」は信貴山本堂にて厳粛に執り行います。
大般若祈祷におきましては、皆様のお名前を読み上げてご本尊毘沙門天様に祈願します。
御祈祷後、玉蔵院寺務所にて御札を授与いたします。



ご希望の方は授与致しますので、寺務所までお問い合わせください。










宿泊コースでは宿坊に泊まり、二日目は早朝(5時)から護摩祈祷なども行います。
日常を忘れ、心と身体をリセットできます。
写経、写仏、法話、観法等、個別にもお一人様から承ります。
日帰りコースもございます。

『とっておきの宿坊を楽しむ』
平成22年7月8月に放送
一泊二日スケジュール例(夏時間) 14,000円(税込)
法衣着用希望者は別途 2,000円
1日目

15:00〜16:00 | 説明・法話 |
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16:00〜16:30 | 百八礼 |
16:30〜17:15 | 阿息観 |
17:15〜18:00 | 食事作法般若心経 解説と読経 |
18:00〜18:30 | 夕食 |

2日目

5:00〜5:45 | 護摩祈祷(浴油堂) |
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6:15〜7:15 | 大般若祈祷(本堂) 諸堂参拝 (融通堂・大地蔵尊など) |
8:15〜8:45 | 作務(庭の清掃) |
9:00〜11:00 | 読経・写経(般若心経) |

日帰りコース例 8,000円(税込)
法衣着用希望者は別途 2,000円
日帰り

9:00〜9:55 | 法話 |
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10:00〜10:30 | 百八礼拝 |
10:30〜11:10 | 阿息観 |
11:15〜12:15 | 大般若祈祷・戒壇めぐり 諸堂参拝 |
13:15〜14:05 | 般若心経と食事作法解説 |
14:15〜16:00 | 心経読経と写経 |
